カウンセラーになるために
複雑に入り組んだ現代社会、家庭・職場・学校などの人間関係や健康のこと、家族、恋愛、仕事などの悩みでストレスを感じているひとはほとんどです。そんな悩みを抱えた方をカウンセリングするのが
心理カウンセラーで、現在、特に必要とされ、やりがいのある仕事です。
残念ながら現在、日本において
カウンセラーの公的資格・国家資格はありません。
今のところ
心理カウンセラーは、いくつかの協会から与えられる認定資格になります。
カウンセラーの資格はよく知られるものでも20以上あり、取得者数は12万人を超えていますが、難易度はバラバラ。
書類審査で取れるものもあれば、大学院の修了などの高いハードルがあるものも。
資格の名前もよく似ていてややこしく、一般の人にはその違いがほとんどわからないのが現状です。
資格名称 | 創設年度 | 取得者数(2012年2月) |
産業カウンセラー | 1971 | 37000人 |
認定心理士 | 1990 | 35400人 |
臨床心理士 | 1988 | 23005人 |
教育カウンセラー | 1999 | 13000人 |
学校心理士 | 1997 | 3800人 |
臨床発達心理士 | 2001 | 3126人 |
心理リハビリテイショントレーナー | 1983 | 2381人 |
認定カウンセラー | 1986 | 989人 |
※ 読売新聞が日本心理学諸学会連合の資料をもとにまとめたもの
心理学を学んだり、
心理カウンセラーの資格をとる目的は人それぞれです。
人のために役立てたい、自分自身を見つめなおし成長したいなど多方面にわたり役に立つ、学問、資格です。
カウンセラーには、
産業カウンセラーやスクールカウンセラー、臨床心理士、交流分析士、論理療法士、家族相談士、学会認定カウンセラー、キャリアカウンセラー、心理相談員、精神対話士、精神保健福祉士などがあります。
どのスクールに行けば取りたい資格や学びたい講座があるかわからないものです。全国に
心理カウンセラーを目指せるスクールがあります。資料の取り寄せは無料ですので、まずは資料請求をしてスクールや講座を徹底的に比較しましょう。
それから見学や体験などを複数して、納得のいくスクールや専門学校を選びましょう。
カウンセラーになる方法:いま社会人なら
通信講座を利用しましょう。
通信制の大学を探すこともできます。
書籍でも積極的に勉強しましょう。
大卒であれば「
産業カウンセラー」「
認定カウンセラー」のチャンスはありますし、
教員の方なら「
学校心理士」が早道でしょう。
NLP実践心理学(ヒューマンアカデミー)
NLPは米国で開発された「実践心理学」。優秀な精神科医やコミュニケーション能力に優れた人たちの思考や行動を分析して、だれでも応用できるようにモデル化したもの。
その効果や即効性はセラピストやカウンセラーにも評判となっています!
週1回3ヶ月で通学できるプログラムから、1週間で資格取得できるプログラムまで。
時間や曜日の都合が合わない方でも資格取得が可能な多彩なコースラインナップがあります。
がくぶんのメンタルケア・アドバイザー養成講座
NPO法人セルフ・カウンセリング普及協会と提携した講座です。
規定の成績で修了するとメンタルケア・アドバイザーの資格認定が受けられます!
DVD教材とテキストを使ったわかりやすい学習。実例に触れながらコミュニケーションの大切さを学び、さまざまなカウンセリングの技法を身につけていきます。自己カウンセリングも可能になります。
(休講になりました)
日本産業カウンセラー協会の産業カウンセラー養成講座
カウンセラーになる方法:いま大学生なら
臨床心理士指定大学院へ進学または編入しましょう。
医学部に編入して精神科医になるのもひとつのルートです。
臨床心理士指定大学院入試対策講座(Z会)
臨床心理士指定大学院入試対策講座はZ会が充実しています。
おすすめは「臨床心理士パック」
臨床心理士指定大学院のリストもあります。
カウンセラーになる方法:いま大学受験前なら
心理系学部や学科のある大学に進学すること。
心理系学部を卒業すればそのままで
「認定心理士」の資格が取得できます。
大学選びをしっかりすれば、それだけで一歩リードすることになります。
【進学ネット】学校パンフ・願書請求で500名にプレゼント
高校生注目!パンフを取り寄せるだけで様々なプレゼントが!
プレゼントの内容は進学ネットのページを見てくださいね。
フリーワード検索を使ってうまく大学を絞り込んでください!
例えば>>「カウンセラー 大学」
カウンセラーになる方法:独立開業を目指すなら
カウンセラー、心理学の他、癒し・心理・セラピーなどに関する講座を持つスクールが全国200校以上から選べます。
臨床心理士と精神科医の違いは、ばっさりひと言で表せば、薬を使える資格があるかどうかです。
心の問題の解決のために、精神科医は投薬することができます。
臨床心理士であれば、カウンセリングと心理テストに始まる心理療法を用います。心の問題を抱えたかたが自らその壁を乗り越えるためのサポートをするといった意味合いになるでしょう。
臨床心理学が取り組むトラブルは、多岐にわたります。不登校・非行・引きこもり・虐待・家庭内外暴力・うつ・ヒステリー・統合失調症・依存症・摂食障害・心身症
臨床心理学者は医師の資格ではありませんので、日本の医師法により、薬の処方は認められていません。
投薬によって治療することができない、ということは、逆にいえば、その患者さんをよく見てくわしく知り、その人に合った心理療法を行うことにもつながります。
その人の生まれ育った家庭環境や現在の家庭の状況、社会との関係性などをたくさんの情報を集め、その人の人格像までくっきりと思い描けるような深い目が必要です。
実際問題として、精神科医のほうが数が少ないので、1人1人の患者さんに対して割ける時間が限られます。
ですので、数の多い臨床心理士と精神科医が連携して治療と手厚いサポートをすることが効果的なのです。
臨床心理士の資格を取得するためには、大学院で臨床心理学を修めることが必要です。
心理学は一般的な認知度が上がってきていますので、臨床心理士の受験者数は増加傾向にあります。
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