カウンセラーがカウンセリングに際して一番大切なことは、
最後はクライアントが自分で問題を解決し、困った点をなおすことができるように援助することです。
多かれ少なかれ、クライアントはカウンセラーが治してくれるだろうと期待してきます。でも実際は「自分で自分の道を見出していかなければならない」ことに気づいたときに、はじめて道が開けてくることが多いのです。
たしかに、親が小さい子供の面倒をみるように、カウンセラーは自分で責任をもてない人の面倒をみます。でも、最後には、その人が自分で自分に責任をもてるようにならなければいけません。
カウンセラーは、おしつけや命令ではなく、クライアントが自分で問題を解決できるように導くことがカウンセラーとして大切になります。